来月はもう春かなぁと思う暖かさの2月です。
と思ったら今晩から雪が降り続く予報だそうです。
体調を崩しやすいですよね。
そこで。
私たちの主治医でフィジカルトレーナーのK氏に【対風邪】のコツを教えてもらいました。
ちょっとおもしろかったのでこちらに書きます。
ご参考までに。
風邪をひいたときに用意するもの
・キャベツ(まるごと)
・みそ
・白湯
キャベツ
発熱時、寝込んでいる時に効果的。キャベツは熱を吸ってくれるので頭にかぶせると良い。しなしなになったら取り替える。
※実際、不思議な感じで気持ちよく眠れます。内粘膜外粘膜ともに炎症をとる効果があるそうです。
みそ
酵素、ミネラル、アミノ酸、ビタミンなどを含有する、胃腸に負担をかけない腸の熱源であり塩分補給。
ちなみに胃腸に負担をかけないことが必ずしも胃腸に良いということではない。良い負担であればそれは内臓の筋トレになる。内臓だって筋肉だから使わなければ弱くなる。
白湯
内臓を温める。水分を補給する。冷水ではなく、熱湯でもなく、「ホゥ、、、」っとする温度の白湯。ごくごく飲まずにく少しずつ。
(風邪予防)紅茶
ウイルスを無害化する効果がある。緑茶よりカテキンが多く殺菌作用が強い。喉で少し止めてから飲むと効果的。侵入したウイルスの多くを無害化して胃に運び胃酸で溶かしてもらう。
免疫力の上げ方
免疫力を上げるのは腸の仕事。
腸内の乳酸菌が発熱して免疫力を上げる。
→腸の温度が低いと免疫が下がり、頭も熱を出して自らを守る必要が出てくる。
腸が発熱して免疫力が上がれば頭の熱を出す必要がない。
発熱への対応【頭寒足熱】
頭はウイルスの侵入をシャットアウトするために熱を出している。
腸に効率よく血液を送るために足の裏は湯たんぽなどで【加温】し、頭はキャベツで冷やす。胴体は服や布団で【保温】する。
頭:キャベツ
胴体:保温(服、布団)
足裏:加温(湯たんぽ)
寒さ、悪寒の正体
頸椎の2番と上腕の神経がつながっているため、首に寒さを感じると両腕も寒く感じる→「さむい~」と腕をさすってしまう行為がこれ。
悪寒を感じるのは腎臓。ウィルスが侵入することでゾクゾクと悪寒を感じ「大至急体温を上げるように」と体に促す(腹はゾクゾクしない)
髪の毛とウィルス
ウイルスは髪の毛に多くつく。
ウィルスまみれの頭で寝続けるより、熱があっても風呂に入って頭は洗う方が良い。そして必ず乾かす(冷えるから)。
体は石鹸で洗わない。外部からの侵入を守る細胞膜の油分を溶かして流してしまうから×。
体内で起こる治癒のサイクル
足裏を温めることで腸に血液が集まる手伝いをする。
血液が全身を巡り、ウイルスを腸に運び、免疫力が高まっている腸内で撃退する。
このサイクルで熱は下がっていく。
※腸の発熱が弱く免疫力が低いから頭も熱を出す。
回復期
寝込んでいる時は免疫力アップやウィルス撃退に忙しい。
内臓側は消化作業など後回しにしたい。
食欲はなくなって当然。
ある程度回復したら、意外とうどんも良い。
なぜうどん?
うどんは分解されて糖になるくらいだが、消化が遅く熱源としては少しずつ腸に送ることができて良い。※必ずしも消化が遅い=胃腸に悪い、ではない。状況によって良くも悪くもなる。
回復傾向の時、こうした熱源を送らなければ筋肉などの貯金を切り崩して燃やすことにやる。
玄米などは胃に負担がかかりすぎるからこのタイミングではない。
風邪っぴきの時は、胃の消化よりも腸の発熱の方に血を送るべきなので、胃酸で楽々消化できるうどん。出汁はアミノ酸、卵入りならタンパク質も摂れる。
鍋焼きうどん、たまご酒は昔からの知恵。
治癒の仕上げ
動くこと、歩くこと、運動すること。
腸も動くから発熱を促すことになるし、足のポンプも使うし全身に血が巡る。
進化の過程で二足歩行になった人類はふくらはぎポンプをよく使わないと血液循環が悪い。心臓のポンプだけで重力に逆らって頭まで血液をめぐらすことはとても大変。
いかがでしたか?日本の昔の知恵。
なんだかおもしろいなぁと思い、ブログにアップいたしました。
今度風邪をひいたら是非お試しください。