2024/02/04

人生の着地点から逆算する、上達するための身体作りとは

1月下旬、スキー場でジローさんに遭遇しました。

会田二郎・・・フリースタイルスノーボーダーとして初めてデモ認定されたレジェンド

現在アラウンド60にして現役のテスターとしてご活動されています。


「いやぁ、オレも今シーズンの最初っからスイッチで滑ったよ~、学びが多くってさ、アレいいよねぇ。」

 

今シーズン初遭遇、開口一番のセリフ。

進化し続ける喜びが尽きない、少年のようなレジェンドです 笑


最近、私自身が来年49歳のアラ50であり、飽きもせずに毎日徒歩でスキー場へ通っていいるせいか、身体作りについて聞かれることがあります。

年々、身体の使い方と滑り方がリンクしてきたおかげか、大きな故障もなく、疲労感を貯金せずに毎日滑ることができています。

20代の頃は何をやっても20%を下回ることのなかった体脂肪も13~15%で落ち着き、好きなだけ食べてても消費できるようで、非常に身体は軽く、さらに長年人生を共に歩んだ腰痛ともお別れしました。


上達するためにどんな身体作りが必要なのか?

ジローさん然りですが、結局身体作り以前に「モチベーション」だと思うのです。

楽しい!と思えないことを生涯続けるのは私には難しそうです。。。

「ストイックな練習(スイッチ縛りとか)は嫌にならないのか」

と聞かれますが、他者目線で一見きつそうなことも「楽しい」のです、これが。

「楽しみ」というのが正解というか、、、

要は、この行動の先にある人生の着地点は、今の集大成なわけです。

その来たるべき瞬間に「今世の成長はここまでね、続きは来世!」と思えるよう実りある生き方をしたい、とチームしぜんやは本気で思っております 笑

だから「理想の人生の着地点」から逆算すると、やることが勝手にリストアップされていく状態なんです。


それを踏まえて、上達するための身体作り。

私達しぜんやが大事にしている感覚は、雪上よりも「日常の在り方」。

所作や立ち振る舞い、立つ・座る・歩く・作業する等々・・・

なぜなら、私達の場合スノーボードは毎日2時間程滑りますが、残りの22時間は日常生活です。

本来は腕も脚も日常生活のために備わっているもので、スポーツはそれを応用して楽しみますから、土台はやはり日常にあるんですね。

腰を入れるとか、踏み込むとか、姿勢を良くするとか歩行の重心移動・・・こうした身体の使い方、関節可動域や曲がる方向は同じなんです。

何体か身体を持っていて、スポーツ用の身体は膝が反対にも曲がるよ♪とかはないのです。


実際、雪上で鍛え上げたアウターマッスルなんかは日常であまり活躍の場がありませんが、日常で頻繁に使うインナーマッスルはスポーツでは土台中の土台。

その「土台」を使いこなす年長者は「達人」と呼ばれたりします。

人生の着地点にたどり着いた時、どこまで「土台」を使いこなせるようになっているかな?というのが日々の楽しみです。


私達よりも滑る時間が少ない方、忙しくてなかなか滑りに行けない方、それはそれ。

次回滑る日が楽しみになるような日常の過ごし方をすると心の健康増進になりますよ。

現に、上達を日常で磨ける楽しさを知ってからは滑れない半年間さえ冬を思ってワクワクできるのですから☆


参考記事:

ピラティスとしぜんや


歩行力と滑走力の関係


歩行力のチェック方法


しぜんやウェブサイト https://sites.google.com/view/shizenya4008/