うららかな陽気とバーンの柔らかさのわりにターンが難しい春雪です。
どんな練習ができるかというと、それは重心移動。
春の底なしザブザブ雪で安定したターンをするためのポジション、、、これ、実はすごく難しいと思います。
重い雪に板がとられ、てんやわんやと踊ったりするものですが、スーッときれいな孤を描いている方もいる。
この違いのひとつは重心移動の精度です。
パウダー、圧雪、アイス、ザラメとある中で、ザラメ雪はターン姿勢のストライクゾーンが意外と狭いんです。
さらにスキーと違ってエッジが1本なので、切り替えるときの重心移動距離が長い。
・・・これは難しいはずですね。
例えばパウダー。
板を傾けた時にエッジが雪面下に潜り、圧を受けるのは主にソール面。
基本姿勢ポジションのストライクゾーンは広めです。
肝心の足元が見えていませんがパウダーを面で滑っています 笑 |
圧雪、アイスバーン。
エッジが雪面上に立ち、圧を受けるのは主にエッジ。
基本姿勢ポジションのストライクゾーンは狭めです。
エッジグリップ。柔らかい圧雪で分かりにくいですけどね 汗 |
ザラメ雪。
同じように板を傾けてもエッジはさほど潜らず鋭利に刺さるでもない。
この春雪というのは独特のザブザブ底なし雪。
「ぬかに釘」「のれんに腕押し」、こんな春雪から圧をもらうのはそりゃあ難しいですよ、ということです。
ほら、内倒。 春雪難し。 |
同じ春雪でもちょっと日陰に入れば気持ちよくキレますね |
そこで重要なのが重心移動の精度。
内倒してもキレるパウダーターン、多少ずれても修正の利く圧雪ターン、そんな甘いターンをことごとく転ばせていく春雪。
これからのシーズンは春雪で重心移動練習が面白いですよ。
来季のさらなるキレターンに繋がることを楽しみに励んでみては☆